日本男児は胃腸が弱い?

遺伝子要素も考えられる

日本では、男性のほうが胃腸は弱いといわれたりします。
子供のころに、あなたは胃腸が弱かったから苦労したと聞かされることもあるでしょう。
男性のほうが、胃腸が弱いという事にはいくつか明確な原因があるのです。

非常に大きな理由で避けることができないものとして、遺伝的要素があるといわれています。
子供のころは、男の子のほうが病気にかかりやすいとも言われ、これも原因になるのではないかと考えられているのです。
これはどうしても避けることができません。
ですが、ほかにも理由があるのです。

腹痛

ストレスが体を攻撃する原因となる

男性の胃腸の悩みの背景には、食生活の問題があります。
油を使った料理を好みやすく、アルコールを多飲する傾向は、男性のほうが強いでしょう。
から揚げを食べたりしながら飲むビールは、確かにおいしいと思える瞬間です。

この酸化した油は、おなかを下したりする原因となることは間違いありません。
過度なアルコール摂取も同様で、胃腸を弱くすることは確かです。

こうした行動の背景にも見え隠れしますが、ストレスということが影響しています。
ストレスがたまっているから、何とか発散したいと考え、飲酒をする人もいるでしょう。
しかし、このストレスが別の問題を引き起こしていることが、胃腸と重要な関係にあるのです。

その関係が、活性酸素です。
人間の生活を考えたときに、酸素を使いエネルギーを作るときに必ず発生してきます。
健康を阻害することが知られている活性酸素ですが、ストレスがたまったり発散したりしたときにも大量に作られてしまうのです。

この活性酸素は、必要な物質であることも間違いありませんが、増えすぎると体の中で免疫疾患の原因になったりします。
そして、増えすぎた活性酸素を抑えるためには、男性の場合に尿酸が必要になるのですが、その前の段階として肝臓で酵素を作りだし調整を試みるのです。

ところが、この酵素を作り出す力が弱い場合、胆汁を作り対策できるようになっているのですが、下剤作用を持っているところが影響してしまいます。
胆汁自体は、小腸で回収するようにできているのですが、一部は大腸まで流れてしまいおなかを下してしまうことになるのです。

女性の場合、尿酸の代わりに女性ホルモンが役割を果たしてくれます。
そのため、男性よりもこうした状況になりにくいため、男性と比べ胃腸が強いように写るのです。

どういった経路にせよ、日本人はストレス過多であるといわれ、社会に出ている男性は強いストレスの中で生活しています。
胃にも負担がかかりますし、体の中でも攻撃されてしまうのですから、胃腸が弱く見えるのも仕方がないのかもしれません。