亜鉛による育毛効果とは

経口摂取しか摂れない成分

健康対策として、サプリメントなどで亜鉛を摂取している人は多いでしょう。
アンチエイリアシングの手助けをしてくれることでも知られています。

タンパク質やコラーゲンは、髪の毛に欠かせない物質です。
こういった栄養素も、亜鉛がなければ髪の毛を作り出したりするために使うことができないのですから、亜鉛がいかに重要かわかるでしょう。

亜鉛は皮膚から吸収して取り込むことができないのです。
そのため、亜鉛が含まれている食品を食べたり、サプリメントを使って摂り込んでいったりすることは、髪の毛にもとても重要な意味があります。
ハゲになりたくないのであれば、亜鉛の摂取は考えていかなければいけないものなのです。

髪の毛を作るために必要な栄養素

もっと細かく考えていくと、髪の毛を作り出していくためには、さまざまなアミノ酸が必要です。
これを結合させることで、ケラチンと呼ばれるタンパク質へと変え、髪の毛にしていくことができるようになります。
この時に、亜鉛がなければケラチンに合成することができず、髪の毛の栄養を作ることができなくなってしまうのです。

しっかりした栄養を作り出すことができれば、きれいな髪の毛にもつながっていきます。
当然、ハゲ対策としても、亜鉛を摂取し、ケラチンの生成を促進させることができれば、大きな効果を得ることができるようになるでしょう。

育毛

亜鉛が無駄に消費されたり、過剰に摂取したりしたら

せっかくの亜鉛ですが、ほかのものに消費してしまえば、ケラチンの生成に使われることはありません。
特に問題となってしまうのは、喫煙と飲酒です。

タバコを吸うことで、直接亜鉛を使ってしまうことはありませんが、体の中に活性酸素が出来上がってしまうことがわかっています。
この活性酸素を分解するのは、酵素の力を借りなければいけませんが、その時に亜鉛が必要となってしまうのです。
飲酒の場合には、アルコールの分解に亜鉛が必要になってしまいます。
この二つを続けていると、どうしても亜鉛は足りなくなり、ハゲに近づくことは間違いないでしょう。

もう一つ気を付けなければいけないのは、亜鉛はとりすぎてもダメだということです。
過剰摂取した場合には、栄養摂取を邪魔してしまうことがわかっています。
それも鉄や銅といった、必ずなければいけないものが吸収されなくなってしまうため、貧血を起こしやすくなり、免疫力まで低下させてしまうのです。
非常に危険なことですので、一日の摂取量である、男性なら12mg、女性の場合には9mgを考え、上限である30mgは絶対に越えないようにすることが大切なのです。